中国西部のチベットや天山・崑崙山脈に自生する雪菊は厳しい寒さの中、雪山でしか育たない世界で唯一の野生天然の菊です。昔からウイグル族の間で雪菊茶は飲まれていましたが、近年その効能が有名になり、中国では最も効能の高い健康茶として飲まれるようになりました。崑崙山脈の海抜3200mから5000mの高地で自生しており、雪の下で大半を過ごし、寒さに耐性を持つことにより様々な成分を持つようになったと言われています。
雪菊は揮発油、黄色のケトン類、ビタミン類そして数十種類のアミノ酸を含んでいます。アミノ酸の中でも、他の菊科の花々にはめったに含まれていない胱アンモニアの酸、及びフェニルアラニン、リジン、グリシンなどの含有量はどの品種よりも多く含まれている。更に雪菊には15種類の微量元素としてカルシウム、鉄分、マグネシウム、マンガンなどの栄養成分の含有量も他の追従を許さず、最も多く含まれている。
雪菊は漢方薬として主に肺や肝臓に良いとされています。
実際に飲んでみるとノンカフェインなので味は色濃く出ても
苦みがありません。また芳香が一般的な菊の香りの数倍にした
ようにとても快い香りがします。
一般的に菊花を配合した漢方薬には如杞菊地黄丸、菊花散、
桑菊飲、明目夜光丸などがあり広く知られています。
目の疲れ、高血圧、コレステロールの減少、動脈硬化、高脂
血症、結石、などに効果があり、ダイエット、リラックス、
そして睡眠の質の改善などにも役立っています。